さくらVPSで「Perl + Mojolicious」Webアプリ開発 第6回 CentOS6というLinux OS
リモートコンソールからログインするとコマンドを実行できる画面になります。
[root@www11197ue ~]#
これはいったいなんでしょうか。実はCent OS6というOSにrootユーザーでログインしている状態になっています。Cent OSというのはLinuxと呼ばれるOSのひとつの種類で、WindowsやMac OS Xなどと似たようなものだと考えてください。
たとえばWindowsでは、グラフィカルな画面でマウスなどを使って、さまざまな操作を行うことができますが、さくらのVPSを使う場合は、グラフィカルな画面ではなくて、実際に文字を打ち込んで、コマンドを使って、さまざまな操作を行います。
さくらVPSではCentOS 6というOSにログインしてコマンドを使って操作を行う。
これが最初の難関になると思います。今まではコンピューターというものは、グラフィカルでマウスを使って簡単に操作できるものでした。でもさくらVPSを使った開発では、コマンドを暗記して、コマンドを使って、コンピューターに対して命令を与えて操作を行う必要があります。
コマンドラインも初めてで、LinuxというOSも初めてです。でもチャレンジする価値は十分にあります。これに慣れてしまえば、どんなことでも可能になるWebアプリケーションを作ることができるからです。プロバイダーのサービスに依存することなく、完全に自分でWebアプリケーションを管理下におくことができます。
>>
自由で柔軟性があり移植性の高いWebアプリケーションを作成できるようになる。
<<ためしにコマンドを実行してみましょう。次のコマンドを入力してEnterキーを押してみてください。
echo Hello
echoというコマンドはLinuxのコマンドで、画面に文字列を出力するためのコマンドです。以下のような出力結果が得られると思います。
Hello
これだけだと、なんだかわかったようなわからないような気になりますね。次回は、Linuxのコマンドを、実際にいくつか実行してみて、コマンドラインでの操作に慣れてみましょう。